【2023/8/11】大きくて甘い! 温井のスイカ直売会「いいやまぶなの駅」で開催

【2023/8/11】大きくて甘い! 温井のスイカ直売会「いいやまぶなの駅」で開催

【2023年の温井のスイカ販売のお知らせ】今年も例年通り、8月11日(金・祝)10時から「いいやまぶなの駅」建物入り口右側の特設テントにて、温井のスイカ直売会を開催します。当日は整理券を配布します。10時前に番号順にお並びください。
今年も大きくておいしいスイカをたくさん揃えてお待ちしています!

その後数日間「ぬくい自由気ままな仲間市」にて予約販売を行う予定です。
お問合せ先:温井村づくり委員会 電話:0269-69-2773

お盆の時期に長野県飯山市の温井(ぬくい)で開催されるスイカ祭り。この地で栽培されている、甘くておいしい大玉のスイカ100個が30分ほどで完売するという、毎年人気のイベントです。

新型コロナウイルスの影響で、祭り会場の農産物直売所「ぬくい自由きままな仲間市」が閉店していることに伴い、残念ながらスイカ祭りは中止になりましたが、農家さんは例年通りスイカを栽培しています。そんな温井のスイカを、楽しみしているみなさんにお届けしたいという思いもあり、「いいやまぶなの駅」で生産者による直売会を開催しています。

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温井のスイカ生産者直売会

開催日時 2022年8月11日(木)午前10時〜(売り切れ次第終了)

場所 いいやまぶなの駅(建物入り口右側の特設テント) 長野県飯山市大字静間1487

主催 温井村づくり委員会 電話:0269-69-2773

以下は2020年7月に取材した内容です

一度食べたら忘れられない!? 温井のスイカがおいしい理由

温井のスイカがどんな環境で栽培されているか気になりますよね? 

スイカ栽培歴50年以上というプロ! 米持正範さんの畑を7月下旬に訪れました。温井の住人で農家を営む米持さんは御年84歳。…そんなお歳に見えません!

今年は約50個を栽培中。毎日に畑に来ては目を配り、スイカの「姿勢」を直したり(傾いているものをまっすぐにしたりする)、弱った葉を取ったりと、手間ひまをかけて育てています。

長野県内にはスイカの名産地がいくつかありますが、中でも温井のスイカは甘くておいしいと評判なんです。なぜおいしいのでしょうか?

「日中は暑くて、夜は涼しい。寒暖差じゃないかな」と米持さん。飯山市の北部、日本でも有数のブナ林が広がるなべくら高原に近い温井の標高は約530メートル。夏の高原の涼しい気候がスイカ作りに適しています。

そして冬は4メートルもの積雪があるというこの土地。雪の下で、畑が数か月休まることも、おいしい農作物ができるひとつの要因かもしれません。

甘いだけじゃない。シャキシャキした食感

栽培しているスイカは「紅大(こうだい)」という品種で、甘いだけじゃなくて、シャキシャキした食感が特徴。その食感もおいしさの理由のひとつと思われます。

「品種のせいもあるけど、温井でスイカを作ると大きくなっちゃう(笑)」と、スイカ祭りを主催する「温井村づくり委員会」の代表、村山由美子さん。

「大きくて食べきれないとか、冷蔵庫に入らないとか言われる(笑)けど、温井の直売所に来る人は、ここのスイカがおいしいって言って何度も来てくれる。作らねえわけにはいかない!」(米持さん)

スイカ作りの悩みの種は生産者の高齢化

現在、温井で本格的にスイカを栽培しているのは10名ほど。年々生産者が高齢化していること、後継者がいないことが悩みの種。ほかの野菜や果物と比べて、スイカは大きくて重いので、運んだりするのが大変なのだそうです。

スイカ畑の周りは、熊よけの電気柵を張りめぐらせ(触れるとビリっときます)、頭上にはカラスよけのテープがキラキラ光っています。動物との戦いも大変なのです!

おいしいスイカが育つ現場には、いろいろな課題がありますが、ビシッと張られた電気柵や、青々してきれいなスイカの葉、この整然とした畑を見るだけで、米持さんがいかにていねいに、スイカを慈しみながら長年育てているかが伝わってきました。

「温井は近隣では有名なブランドスイカの産地です。一度食べたら忘れられない、温井のスイカをどうぞご賞味ください!」(村山さん)