長野県下高井農林高校の生徒が先生となって、飯山市民に野菜づくりを教えてくれる「百姓塾」。7月29日開催の第3回目ではジャガイモの収穫を行いました。
百姓塾の畑。にぎやかに、畑らしくなってきました。
左から5月13日に植えたジャガイモ「きたあかり」、真ん中が枝豆、右が6月3日に芽出ししたものを植え付けたサトイモです。
まずはスコップの使い方を説明。うねの下あたりにスコップを入れて掘り起こします。スコップでジャガイモを傷つけないように注意しながらとのこと。
掘り起こすと意外と浅いところから、大きいものから小さいものまでジャガイモがごろごろと出てきました。
ちなみに、色が暗めなものが親芋です(これは収穫しません)。
また、表面が緑色で小さいものは、ジャガイモが持っている天然毒素が多いのでよけておきます。
どっさり収穫できました。掘りたてのジャガイモは皮がはがれやすいので、やさしく扱いましょうとのこと。
白菜の苗づくり
白菜の播種(種まき)も行いました。直にはまかず、播種用にブレンドした培養土を入れたポットに種まいて苗を作ります。
じょうろでそっと水をかけます。本葉が7~8枚になったら定植です。
ポットひとつに、1ミリくらいの小さい種を一粒。ちゃんと芽が出るか、ちょっと心配ですが、先生たちにお世話をおまかせしたいと思います。
土づくりや畑の管理について、パソコンでプレゼンテーション
畑作業の後は、肥料を土にまぜる土づくりの方法や、ジャガイモのわき芽かきや土寄せ、枝豆の追肥といった、畑で行った管理作業について、パソコンで作った資料でプレゼンテーションが行われました。
ここで、塾生からジャガイモの保管方法に関する質問が。
湿気は大敵なので、よく乾かして土を落とし、暗く涼しい風通しのよい場所に置いておくのがいいそうです。
一軒家で納屋などがあるといいのですが、今どきの住宅の場合「暗く涼しい風通しのよい場所」というのがなかったりしますよね。そんな場合は冷蔵庫の野菜室で保管するといいようです。
一度に大量の野菜やお米を入手する機会も多い田舎暮らし。大きな冷蔵庫が必需品だなと思うことがよくあります。
収穫したジャガイモを試食しました
最後に、収穫したジャガイモを、皮ごとふかしたものを塩でいただきました。
自宅でも皮付きのままオリーブオイルで蒸し焼きにしてみました。
自分で植えて収穫したジャガイモ。特別においしく感じるのは気のせいかもしれませんが、こういったことに小さな幸せを感じます。
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