長野県飯山市温井にある「大応寺 ギャルリかざはな」。2022年は5月〜10月までオープンし「温井の休日2022」と題した、オリジナル企画のワークショップやイベントを開催しました。
「大応寺 ギャルリかざはな」は、温井集落を活性化する活動をしている「温井村づくり委員会」が、管理・運営をしています。また、レンタルスペースとして有料で貸出もしています。
このイベントは長野県の「地域発 元気づくり支援金」を活用して開催されました。
もくじ
終了したイベント/レポート
10月のイベント:座禅体験&お抹茶カフェ
2022年最後のイベント、座禅体験は10月16日(日)に開催。講師は江澤一遠さん。飯山市の戸狩温泉スキー場のすぐそばにある、あじさい寺としても有名な高源院の前住職です。
坐禅には宗派によっていろいろなスタイルがあるとのこと。
「曹洞宗の坐禅は答えを見つけない。人とは向き合わず壁に向かって座ります。目は閉じません。坐禅というと、何も考えないで…と言われることもあるけれど、そう言われても考えないことは不可能。イメージとしては、空の雲が出てきては消え、また出てくる。それをそのまんまほったらかす。その繰り返しです」
坐禅の手順を説明していただき、丸いクッションのような座蒲(ざふ)の上に腰を下ろし、20分の坐禅を体験。途中、救急車が通ったり、お寺に草刈りをする人たちが来て、何やら喋っている声が聞こえる…といハプニングがありしましたが、気にかけないようにしてに坐禅を続けました。
長いかな? と思っていた20分ですが、案外すぐに終わってしまいました。しかし、これはあくまでも体験。修行では何時間も坐禅をするそうです(あまりにも長い場合、途中で歩きまわったりもするとか)。
その後はお抹茶を点てる体験をし、参加者同士で自己紹介をしながら、お茶飲みトーク。なごやかな空気とともに終了しました。
9月のイベント:高梨葉月 個展「いいやま四季最彩」&トートバッグ制作ワークショップ
長野県飯山市の地域おこし協力隊で作家の高梨葉月さんによる個展「いいやま四季最彩」と併せて、9月4日(日)にオリジナルトートバッグ制作ワークショップが行われました。
事前に下地が塗られたトートバッグに、アクリル絵の具で色を塗り、絵を描いていきます。講師の高梨葉月さんはこどもたちに絵画を教えていた経験もあり、ちょっとした質問にも的確にアドバイスをしてくれました。そしてほめて伸ばすタイプ!
みなさん楽しみながら唯一無二のトートバッグを作り、その場でお持ち帰りいただきました。
私は温井のスイカをイメージしたデザインのトートバッグを作成。夏使用限定ですね。
個展の詳細は、こちらの記事をご覧ください。また、高梨さんは今後、同様のワークショップを飯山市内で開催していく予定です。おたのしみに!
7月のイベント:ロングトレイル・トーク!レポート
長野と新潟県境の里山を巡る、全長110キロの信越トレイル。これをきっかけにロングトレイルに興味を持った、佐藤有希子さんによるトークイベントを、2022年7月10日に、大応寺ギャルリかざはなで開催しました。
首都圏から飯山市に移住した佐藤さんは、地域おこし協力隊として、なべくら高原・森の家/信越トレイル事務局に勤務しています。
アメリカ東部にある全長約3,500キロもあるアパラチアン・トレイルを176日かけてスルーハイク(ワンシーズンに全区間を踏破)した時のエピソードや、信越トレイルとの関わり、地域おこし協力隊としての活動などについて、楽しく語っていただきました。
「ハイカーという生き物は、自然を感じながら歩く人」と定義する佐藤さん。自然、文化、歴史を体感し、そこに暮らす人たちとのふれあいを楽しみ、歩く速さでしか見えないものに魅力を感じると言います。
後半は、実際にロングトレイルを歩く際のザックや靴、雨の日の服装などを見せていただきました。雨に濡れてもいいように服は短パン(でも虫には刺される)。川で水浴びをして汗を流す。ハンモックで寝る…など、ワイルドな話に驚きました!
佐藤さんがアメリカで出会った、ロングトレイルに関わる人や、ハイカーをサポートする人々のお話もお伺いしました。
トレイルの近辺に住む人々が、ハイカーに食べ物を提供するなどのもてなしをすることを、ハイカーたちは感謝を込めて「トレイルマジック」と呼ぶそうです。佐藤さんはアパラチアン・トレイルで体験して感動したトレイルマジックを、信越トレイルで実現できないか計画中です。
長距離を歩くのは無理だけど、信越トレイルに関わってみたい! という人も参加できそうなイベントになりそうですね!
佐藤有希子さん プロフィール
幼少期、山登り好きの父親に連れられて奥武蔵や秩父の山々でデイハイクを繰り返す。
2016年に信越トレイルを初めてスルーハイクしたことでロングディスタンスハイキングにハマり、2018年にアパラチアン・トレイルを半年かけてスルーハイク。
現在は飯山市地域おこし協力隊としてNPO法人信越トレイルクラブ事務局の業務にあたる。
5月のイベント:コケ玉作りワークショップ&カフェ
5月22日に開催されたワークショップでは、飯山市園芸指導員で、一般社団法人 日本ハンギングバスケット協会ハンギングバスケットマスターでもある鈴木さゆりさんにお越しいただき、12名の参加者と一緒にコケ玉を作りました。
大応寺の庭で土を練り、コケを貼り付け、糸でぐるぐると縛る作業などを体験。途中、お寺の庭のコケを現地調達しながら(!)、コケ玉をひとり3個作りました。
気になる冬のコケ玉の管理方法を鈴木さんにお聞きしたところ、屋外で雪に埋もれさせてもよいそうです!
コケ玉を作った後は、温井産の米粉で作られた、ふわふわのシフォンケーキ(スノーキャロット入り)と、小布施のマルテ珈琲焙煎所のコーヒーを味わいながらくつろぎました。
イベント概要とお申し込み方法【終了しました】
参加費:500円
(コーヒーと手作りお菓子付き/現地で現金でお支払いください)
定員:15名
会場:大応寺 ギャルリかざはな
長野県飯山市一山172
大応寺までは、飯山駅から車で約25分です。
駐車場あり(道路沿いに看板あり。10台駐車可能)
アクセスと駐車場の詳細はこちら
参加ご希望の方は、【お名前、連絡先(電話番号とメールアドレス)、人数】をお知らせください。
【お電話で】温井村作り委員会 電話 0269-69-2773
【メールで】eat iiyamaのお問い合わせフォームからお申込みください
新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をした上で実施します。ご来店される方は、マスクを着用し、少人数でお越しください。また、発熱や咳症状など体調不良の方のご来店はご遠慮ください。
大応寺へのアクセス 駐車場のご案内
大応寺 ギャルリかざはな
長野県飯山市一山172
大応寺までは、飯山駅から車で約25分です。
駐車場あり(道路沿いに看板あり。10台駐車可能)
駐車場のご案内
飯山の市街地方面から95号(上越飯山線)で温井まで
(1)道路においかぶさるような巨木を通り過ぎたらスピードダウン
(2)すぐに左側に「大応寺駐車場」の看板が見えるので、電柱&建物の手前で左折
(3)駐車場に入る狭い坂を上がる
(4)駐車場脇にある杉並木の坂道を上ると大応寺があります
大応寺 ギャルリかざはなに関するお問合せ先:温井村づくり委員会 電話 0269-69-2773
このイベントは長野県の「地域発 元気づくり支援金」を活用して開催されました。