「森の家」で日帰りバーベキュー。デイキャンプ気分も味わえます

「森の家」で日帰りバーベキュー。デイキャンプ気分も味わえます

2021/07/20

世の中はキャンプブーム。私、テントは持っていないのですが、車で入れるキャンプ場まで出向き、登山用のシングルバーナーで料理をする、というソロキャンプ×デイキャンプをこの春に何度かトライしてみました。

森の中で料理して食べる。日常から切り離されて、なんだかとても自由な気分にひたれます。そして場所が違うと料理の道具や方法も変わる。それをどう工夫するかを考えるのがおもしろい。…と私は思います。

車で入れるキャンプ場はちょっと遠いので、飯山市内でデイキャンプできる場所、アウトドアで料理ができる場所はないものか? とリサーチしていたところ、「なべくら高原・森の家」で日帰りバーベキューができることが判明! コテージに宿泊しないとできないのかと思っていました。

森の家のサイトの、FAQのページに載っていました

森の家での日帰りバーベキューは、施設利用料が1人500円、10〜16時の間に利用できます。バーベキューの道具は持参、またはレンタルの炭付きのバーベキューコンロやダッチオーブンが利用できます

今回は炭火を使ってみたかったので、レンタルの炭付きバーベキューコンロを予約しました。

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梅雨明けの快晴。日陰でバーベキュー

当日は関東甲信に梅雨明け宣言が出された日。とてもよいお天気!

受付で、施設利用料やレンタル代金を支払い、どこでバーベキューをすればいいのかたずねると、体験プログラムなどを実施する建物のひさしの下(日陰!)を使ってよいとのこと。

ちなみにお手洗いは受付があるセンターハウス内にあります。キャンプ場にあるような調理用の水場はないのですが、たずねると持参したボトルに水道水をいれてくれました。

森の家でバーベキューをする場などについて、ガチガチのルールはないようですので、不安な点は森の家のやさしいスタッフにまずは相談してみるのがよさそうです ^ ^

炭おこしにトライ!

レンタルコンロは、網、鉄板、トング、炭用トング、ライター、うちわがセットになっています。

そう、ここ森の家はアウトドアアクティビティの体験施設。炭に火を付ける「炭おこし」はもちろん自分たちでやるのです。

「森の家の火付け名人がこっそり教える…「炭おこし」の虎の巻」というメモを見ながら、炭とスギッパ(落ちて乾いた杉の葉。油分があるのでよく燃えるのだそう)の下に入れた新聞紙にライターで着火。

あとはひたすらうちわであおいで空気を送ります。
火と煙は上がるのですが、10分経過時点で炭に火のつく気配がない…。「最終手段」として案内されていた着火剤をオプション購入しようか…と思いましたが、しばらくしたら炭が白っぽくなってきて、合計20分くらいで炭おこしができました。

メインはマリネにしておいた北信州みゆきポーク

本日のメインは飯山産の北信州みゆきポーク。焼肉用にスライスされていた肩ロースと豚バラをAコープで購入し、前日にオリーブオイルやハーブなどでマリネにしておきました。

野菜は道の駅「花の駅千曲川」にある農産物直売所で調達。ズッキーニと夏採りのアスパラガスは、とろとろになるまで焼いてみようとしたところ、すぐに黒焦げになってしまい慌てました。炭火は場所によって火力が異なるようなので、注意が必要ですね…。

みゆきポークは紫玉ねぎの甘酢漬けと一緒に。かなりさっぱり系の味付け。カブはまるごとグリル!

この日のために買っておいた、話題の「アウトドアスパイス ほりにし」も活用。和歌山県のアウトドアショップによるオリジナル商品で、20種類以上のスパイスや調味料がブレンドされています。

ガーリックの香りが強いけれど、隠し味的に少なめに使うことで、さりげなくおいしさを増してくれます。一振りでいけるブレンド調味料、アウトドアで使うのに便利ですね。自分でも作ってみたくなりました。

きのこはバターとほりにしで蒸し焼きにして、最後にしょうゆをたらり。久しぶりに農産物直売所で発見した、お気に入りのきのこ農家さんのぶなしめじに舌鼓(香りと食感がすごくいいんです!)。

そして炭火でみゆきポークの他に、もうひとつ試してみたかったのが、炭火でつくるメスティンの炊き込みご飯。炭火でどうなるかちょっと不安だったのですが、すぐにぼこぼこと沸騰してくれたので成功しました!

具は飯山市民が大好きなサバ缶(今回はジンジャーソース味)に、長野県ではメジャーなだしつゆ「ビミサン」を少々。お米は家を出る直前に洗って水を切り、クーラーボックスに入れて持ってきました。炭火の用意ができたらすぐに炊ける!

料理研究家の土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」によると、お米を洗って水に浸しっぱなしにすると雑菌が急激に繁殖するので、洗ったらすぐに水からあげた状態で吸水させ、30〜40分後に炊くとよいそうです。その時間に炊けない場合は、ポリ袋に入れて冷蔵庫に保管しておくそう。それを実践してみました。

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旬のブルーベリーをデザートにコーヒータイム

後片付けをしながら、飯山産のブルーベリーをデザートに、食後のコーヒー。レンタルコンロは炭の始末をしなくていいので、キャンプ初心者にはありがたいです。

天気は良いけれど、うだるような暑さだったので、「かき氷が食べたい…」と思いました。キャンプで冷たいデザート。研究したいところです。

今回はひたすら食べていましたが、早めに来て、森の中を散歩したりしてもよかったかも。

実は飯山市内にあと2か所、デイキャンプでバーベキューを楽しめる場所をリストアップしてありますので、トライしてみたいと思います。

なべくら高原・森の家